読書案内 「情緒と創造」岡 潔 著(講談社 ¥2800)

1 この本は、数学者の岡潔先生の言葉を本にしたものです。

岡先生は奈良女子大の先生で、教育問題について

「心を置き去りにして、こんな事をしていると、今に酷い目にあいますよ」と警告を与えた人です。

この先生のエッセイなどは以前から少し読んでおりましたが、一冊の本になっていたので早速読んだ訳です。

 

2 7頁に「出世街道は修羅道です。」とポツリと書いておられるのに心が動かされました。

人らしくないものに四悪道があり、それは修羅、畜生、餓鬼、地獄です(77頁)。

出世しようと思っている人は、この修羅の道に入る事を覚悟しなければならないという事ですね。

全くそう思います。

 

3 教育の三期について、第一期は小学校1年~4年までで、情緒の調和ができ、

第二期は小学校5年~高校2年までは知性、第三期は高校3年~大学2年で自分を堀下げて、

行くべき場所を選ぶ準備をすると時期であるといわれる。

特に、この情緒が大切であるといわれる。

寺子屋教育の復活とか丸暗記の重要性とか男女別教育の事を書かれておられます。

今の教育とは大きく違う提案をされています。

ただ、情緒教育がベースでありとても大切なもので、今の教育にはこれがなくて、

とても大変な事になると警告されていますね。

  mae

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