読書案内 「新日本のお金持ち研究」橘木俊詔、森剛志著(日本経済新聞出版社¥1700)

1 この本は、大学の先生が書いた本です。

格差やお金持ち研究の本を沢山出している先生たちです。

私も、前著「日本のお金持ち研究」は読んでいます。

今回のこの本は、お金持ちの「暮らしと教育」がテーマです。

私がどうしてこういう本に興味を持つかと申しますと、小さな家ですが、

名古屋の白壁に自宅を2007年に建てて住んでいます。

この地区は、昔から住んでいる人が多くて、中にはお金持ちと思われる何人かの奥様がおられます。

そういう人と少しですが、うちの嫁が交際していて、その話しを聞くと、やはり、下々の人と

違うなという印象を持つことが多かったからです。

 

2 そこで、この本の内容ですが、お金持ちはどこに住んでいるかというところから始まります。

色々な資料に基づいて証明しています。2つのタイプがあると言われます。

都市の真ん中で暮らすタイプとゆったりとした一戸建に住む環境重視タイプとに分けられます(36頁)。

後者のタイプは山側に住んでいます。又、年収1億円以上の人は、東京に2200人ほどで断トツです。

次は神奈川、愛知の各500人です。

大阪は、350人位しかいませんね。

このことは平成19年の地方交付税不交付団体(市町村分)を見れば明らかです(43頁)。

愛知県では、「尾張・瀬戸」と「瑞穂・昭和区」に集中して住んでおられますね(44頁)。

又、お金持ちは、同じ職業を子供も継いでいる確率が高いとも言われます(61頁)。

 

3 次に消費スタイルですが、お金持ちは商品やサービスに拘る人が多いとのことです(65頁)。

高くても商品に対する拘りが強い人が多いとのことです。

つまり、いつもの店で、いつもの店員さんから、決まったブランドをという人が多いとのことです。

金融資産を1億円以上持っている人は日本では人口の1%位だそうです(73頁)。

つまり100万人ちょっとです。

これに満たない「擬似お金持ち」ですが、消費スタイルですが、32%の人が車の収集(車マニア)

だったり、時計宝石の収集であったりすると言われます(75頁)。

本物のお金持ちはそういう人は少なく「投資、資産運用」が40.5%と圧倒的に多いという

ことになっています。

本物のお金持ちは、中古の国産車に乗ったりして、目立たない生活をしている人が多いという

ことです(80頁)。

 

4 次に学歴のことですが、医師以外の職業ではお金持ちのほとんどの人が有名大学卒で、

医師は必ずしもそうでなく、地方の医大が多いとのことです(89頁の表を見て下さい)。 

  mae tugi

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