対談 弁護士と娘 対談 テーマ 「娘と世間というものを考える」

娘(ム) 弁護士 伊藤邦彦(弁) 以下、(ム)と(弁)で表示します。

1 世間に対する負い目

(弁)今日は、世間というものについて話したい。

(ム)世間ね…。

(弁)例えば、政治家などの私生活上のスキャンダル、例えば不倫とか…そういうものがニュースに

   なり、社会的、正確に言うと芸能メディアから批判されたりするね。これはどうしてか?

(ム)政治家は高い道徳や倫理を求められていて、それに反するからでしょ。

(弁)本質的には政治家は政策能力などが求められるので、そういうものは関係ないんじゃないかな…。

(ム)そういえばそうね。

(弁)政治家は謙虚で、選挙のときには選挙人に都合のいいことを公約し、ペコペコしてなけ

   ればならないという不文律があるね…。本来、とても高慢な人が多いのにね。

(ム)高慢な人が謙虚なふりをするのは大変ね。

(弁)そう思わないね。

   そういう人は、既に皆からチヤホヤされているので、仕事で失敗したり、

   世間から見放された人が犯罪をせずに生き抜くことよりははるかに簡単なことだと思うね。

   世間は優れた能力や仕事で成功した人について負い目をもたねばならないふりをしなければならない

   という感じがあることは確かだと思うな。

 

2 うっとおしい社会

(ム)日本にいるとアメリカよりうっとおしい感じがするね。

(弁)そうだと思うね。日本はお互いに監視し合う社会だね。社会のしきたりを個人に押し付け

   たりする社会だね。

(ム)そうそう。私がどうしようと勝手でしょ…。

(弁)勝手かどうかは別にして、声を掛け合う地域社会の復活とかいっている人がいるが、

   どうかと思うね。

(ム)え…。そんなこといってるの?

(弁)異質なものを許さない。同化させたいようだね。そこから、差別がうまれてくると思うね。

(ム)そうかもしれないね、

(弁)くれぐれもいっておくぞ、高慢な人になったらダメだ。自分は大学も出てるし、

   夫は一流企業にも勤めている。

   子供もいるし安泰、安泰などと思っていると、知らず知らずに目線が上からになってしまい、

   ついには高慢な人になってしまうな…。

   気をつけて、きれいごとばかりいっている人にはならないで欲しいな…。

  mae

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