対談 弁護士と息子 対談 テーマ 「日本と中国間の貿易」

息子(ム) 弁護士 伊藤邦彦(弁) 以下、(ム)と(弁)で表示します。 

1.ナマコを輸出する日本

(弁)日本ではかつて捨てられていたナマコが、今では中国、香港に輸出されていることを知って

   いる?

(ム)へーッ、ナマコ?

(弁)なんと2006年の輸出額は124億円で、なんと1キロ4万7000円という高値なんだ。

   そればかりか「フカヒレ」も10億円近く輸出されている。「さけ、ます」も160億円を

   輸出されている。

(ム)すごいね。

(弁)但し、中国から3826億円の水産物を輸入していて、輸出は876億円だから、まだまだ

   輸入のほうが多いけれどね。

(ム)何を輸入しているの?

(弁)ハマグリが第1位、潮干狩りのハマグリは中国産が多く撒かれているそうだ。

   次に、ウナギ、これは60%が中国産、第3位はフグといった順で並んでいる。

 

2.日本人一人当たり年13着を中国から輸入

(弁)食よりも衣服の依存度が高いね。日本国内で売られている衣類の85%が中国製だという

   統計があるね。日本人一人当たり13着を中国から輸入しているんだ。

(ム)すごいね。中国の繊維業者は大儲けだね。

(弁)それが違うんだ。衣服を製造するといってもそれは布を切って縫製するだけなんだ。

   1万円の服なら、小売は36%、卸業に15%、材料代もいるので中国の衣服工場には19%

   しか落ちないという総務庁の資料があるんだ。中国製といっても、それは日本との合作品なんだ。

(ム)そうか、そんなに儲かるもんじゃないんだ。

(弁)そればかりでなく、日本国内の衣服縫製業においても中国人研修・技能実習生問題で

   安価な労働力をつかって生産しているという社会問題があるよ。

(ム)月給4万で残業代200円とか新聞にあったね。

(弁)そう。

 

3.最も輸入額が多いのは?

(弁)ところで日本が中国から輸入するもので一番輸入額が多いのは?

(ム)やっぱり食料品?

(弁)違うんだな。コンピューター関連商品なんだ。ノートパソコンなんだ。

(ム)どの位?

(弁)1兆1600億円余で、食料品は9100億円なんだ(2007年)。

(ム)中国メーカーが作るの?

(弁)多くは台湾メーカーが中国に進出して作っているんだ。台湾本島ではパソコン工場はほとんど

   なくなってしまっているといわれている。特に上海と蘇州では世界のノートパソコンの80%を作って

   いるといわれているよ。

(ム)すごいね。

(弁)それだけでなく、DVDプレーヤーは世界の90%、エアコンは64%、電子レンジは61%という

   統計もあるんだ。今後、携帯も中国産になっていくといわれているね。

(ム)話は違うけど、「割り箸」はほとんど中国製だということを聞いたけど。

(弁)日本の96.5%の割り箸は中国からの輸入だね。財務省の貿易統計にある。

(ム)中国でも割り箸使うの?

(弁)以前は使わなかったが、中国国内でも衛生的だといって使われるようになったよ。

   また、自動車のことなどもいいたいが本日はこの位にしよう。

  mae

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