コラム 「VSOP」

大手企業の幹部の人が結婚式のスピーチで言っておられたVSOPの話しが興味深い。

つまり20代はバイタリティ、30代はスペシャリティ、40代はオリジナリティ、

50代はパーソナリティが大切で、この順番も大切だということらしい。

 

20代でパーソナリティがあっても、いい奴で終わってしまうし、

やたらスペシャリティがあっても専門オタクになってしまう。

かといって、50代でやたらバイタリティがあっても迷惑オヤジになってしまう。

 

弁護士も20代で合格して弁護士になる人がいるが、バイタリティは認めるが、弁護士としての

スペシャリティが足りないし、それを支える人生経験もない人を見かける。

オジサン弁護士としては、見ているととても怖ろしい。

人生を間違えてはいけないよといいたい。

 

30代の弁護士は、とにかく弁護士としての一応のことが何とかできるようにスペシャリティの

スタディの期間、つまり、S、Sの時代だと思いますね。有能な先輩についていって、公私共に

勉強することが大切だと思います。

 

結婚など人生の節目にあたる時代でもあり、人間としても大人になる時ですね。

40代はといえば、一応仕事ができるようになり、今度は自分の専門性を方向づけるように

勉強する時代だと思います。

 

この専門性の選択について、自分の好きなことを選択するのだと誤解する人がいる。

そんなに人生甘くないぞと言いたい。

 

自分にやってきた事件というものを通して専門性を身につけるということにならざるを得ない。

私の場合も、たまたま大学講師として3年間、労働法の講座を受け持ったという偶然のあと、

労働事件の大きいのがやってきて、それを通して雇用関係法に入っていったような気がします。

中国法も、A先生の影響からズルズル入っていったものです。

どうしても好きだというものでもなく、やっているうちに段々、興味を持つようになったのが

正直なところです。

 

そこで50代です。パーソナリティです。ラジオの仕事がやってきて、それこそ、パーソナリティ

として色々なことを3年位、私はラジオを通して発信していました。

そこで気付いたこと。弁護士たる私には、幅広い教養が無いことでした。

これはヤバイなと思いましたね。

パーソナリティを磨くそもそもの教養が無いことに気が付きました。

 

弁護士の多くの人は法律の知識にかたむいています。当然といえば当然ですが・・・。

しかし、それが世の中のほんの小さな分野にすぎないことに気がつきません。

そのあと、なんとテレビ出演の依頼がやってきて、さらに、なんでもっと教養が無いんだと

忸怩たる気持ちになっていました。

そういうことで40代の終わり頃から、早朝2時間勉強をやるようになりました。

今、その最中です。

60代からはどうかを考えましたね。

 

60代は、「get something out of life」だと思いますね。

 

人生から何かを学ぶ時のように思いますね。もう一度、学び直すことだと思います。

それを楽しみにして、今は教養を積んでいる時代を私は生きています。

  mae

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