コラム 「鬼」

中国の庭園に行くと九曲橋という曲がりくねっている橋がありますね。

この間台湾へ行ったときも九曲橋がありました。そういえば上海の豫園にもありますね。

 

何で曲がりくねっているかということですが、ガイドさんは、鬼は人間が簡単にできること、

つまり曲がりくねった道を歩くことができず、真っすぐしか歩けないから鬼が来れないように

するためだと言われました。

 

このことから、柳田国男著「妖怪談義」という話の中で、妖怪は「一声」でしか声をかけられない。

つまり、電話なんかでも、人は「もしもし」と二声で声をかけますね。

しかし、妖怪は「もし」としか言えないのです。

だから、自分が妖しい者だと思われたくないので二声で声をかけるんだというようなことが

書いてあったことを思い出しました。

 

鬼や妖怪は人間なら誰でもできる平凡なことができないという点は不思議ですね。

ところで、この鬼なんですがね、日本の鬼と中国の鬼が少しニュアンスというのか感じが

違いますね。中国の鬼は幽霊、亡霊のようなものです。

また、飲んべえは「酒鬼」といいます。桃太郎の鬼退治の鬼とは少し違いますね。

  mae

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