コラム 「合歓(ねむ)の里」

「合歓(ねむ)の里」という観光地(三重県)がありますが、どうしてこういう名前かよく分かり

ませんでした。

 

江戸時代の松尾芭蕉の句に、東北地方の象潟(きさかた)を旅した時の句があります。

それは「象潟や雨に西施がねぶの花」というものがあります。

 

美しい潟湖があって、芭蕉は中国の美人「西施」のイメージがあり、又「ねぶの花」とは

ネムノキ(合歓木)の花のことらしいです。

 

このネムは変わった植物で、夜になると葉がまるで眠るように閉じるので、眠る木、

ネムの木となったということです。

 

合歓というのはもっと深くて、夜になると葉が閉じるということで夫婦の夜の和合のイメージが

追加されているということです。

この俳句にちなんで、秋田では毎年の夏「西施」祭りがおこなわれているそうです。

この夫婦の和合で思い出したんですが、

 

日本の昔話の「桃太郎」ですが、これは室町時代からある話で、江戸時代までは、

おじいさんとおばあさんは桃を食べると、二人は若返り、久しぶりに夫婦の営みをして

桃太郎が生まれましたということになっていたそうです。

 

しかし、明治時代になり、これではまずいだろうということで桃から生まれたということに

したそうです。

 

それだけでなく、鬼ヶ島から持ち帰った宝についても、最近では、もとの持ち主に返して

あげましたということになったそうです。

 

昔話も時代の変化で内容やあらすじが変わるということですね。

  mae

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