コラム 「村上春樹さん」

村上春樹さんのIQ84の英語版を少しずつ辞書を引きながら読んでいます。

一巻から三巻までの合本なので、とても分厚くていつ読了できるやら・・・。

 

ところで、村上春樹のデビュー作は「風の歌を聴け」という作品です。

この作品は1970年の夏が舞台です。故郷に帰ってきた大学生(主人公)と「鼠」(ねずみ)という

ニックネームの友人、レコード店に努める女の子が出てきます。

 

それぞれの苦しみや大学で知り合った女子学生の自殺などの話しがあります。

話しの流れはそれがクリアーに解決したというものではなくて、決して癒されない苦しみが沈殿し

ていくような話しです。

 

主人公はそういう話しにどう思ったかということは一切書かれていません。

ここが普通の小説とは違うところです。だから、よく分からないという人も多いと思います。

しかし、そういう心理をわざわざ書かずに、書かないことによって、書けないものを書こうとしてい

るということもあるのだということを書いてある本がありました。私もそう思いますね。

何かそういう話しの流れの中で体感するものが大事だという感じですかね。

  mae

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